2014年12月26日金曜日

今年最後のパン。



年内最後のパンを焼き終え、お届けして、工房を片付け、
ほっと一息。

陽射しの柔らかな午後に、心が緩みます。

今年、私の作るものを食べてくださった全ての方々に、
心より感謝申し上げます。


2014年12月25日木曜日

メリークリスマス。





柚子茶で体を暖めていただいて始まった、クリスマスイブのレッスン。
レッスンの合間にはダージリンティーと玄米サラダでむしやしない。
甘い香りと共に焼き上がった栗とラムレーズンのクグロフと紅茶で
ゆったりとお茶の時間。

寒い中、お越しいただき本当にありがとうございました。
お持ち帰りいただいた生地でも美味しいクグロフが焼き上がっていますように。

今年一年、レッスンにお越しいただいた皆様へ感謝を込めて、
メリークリスマス。

 
 

2014年12月18日木曜日

今年最後のパン教室。




来週のクリスマスイブは、スペシャルレッスン 「クグロフの日」。

今年最後のパン教室は、栗とラムレーズンのたっぷり入った
クグロフ型のパンを作ります。
焼きたてのパンの香りと皆さんの笑顔を思い浮かべながら、
準備をしています。
レッスンの合間に、ほんの気持ちの "むしやしない" もご用意します。
お楽しみに。

穏やかな旋律、緑の静かなリース、キャンドルの灯り、春を待つ庭と
共に、お待ちしております。



2014年12月16日火曜日

雨は ガラスの花。





朝から降っていた雨が止む。
仕事の手を休めて庭に出ると、空からの贈り物が枝や実に宿る。

雨は  
ガラスの花    尾形亀之助


 

2014年12月15日月曜日

静かな家具。





静かな、静かな家具がやってきた。
ナラの木のサイドボード。

テレビを乗せようとして、ためらった。
この清らかな佇まいにあまりにも似合わない。
だから、テレビのない暮らしが始まった。

カーテンを外した時から光を感じる暮らしが始まり、
ウッドデッキができた時から庭が日常の空間に加わり、
このナラの家具が、せわしい生活に静けさをもたらしてくれる。

この静けさには覚えがある。
遠い昔々の記憶かもしれない。

日々、家具を眺めながら暮らす。
家具に眺められながら、年を経る。

静かな家具のある風景。


作家: 尾崎 耕将 Calanthe(カランセ)


2014年12月9日火曜日

柚子ピールブレッド。



寒い寒い冬の朝明け。
冬季限定の新しいパンが焼き上がりました。
柚子ピールが入った田舎パン。
セイロンティーのKandyと共にどうぞ。
 

2014年12月3日水曜日

柚子ピールの日。






今日は「柚子ピールの日」でした。

冬仕事が似合う寒い日に、冬の陽射しを浴びて、
柚子ピールがきらきらと宝石のように輝いていました。
皆さんの笑顔もきらきらと。

昼間の余韻と柚子の残り香に包まれて、なんとも幸せな夜です。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
柚子ピール作りが、毎年恒例の冬のいとなみになりますように。

 





 

 

2014年12月1日月曜日

イメージをカタチにする試み その二。




イメージ:冬の気配
素材:柚子( 学名: Citrus junos )
カタチ:柚子のジャム 2種類
 
同じ材料、同じ配合。
皮の切り方を僅かに変えると、味の気配も変わる。
繊細な舌触りのジャムと、素朴な食感のジャム。
お好みはどちらでしょう。

販売開始です。



2014年11月28日金曜日

柚子の日。



  
          柚子を一つもいで来るうす雪   尾崎放哉

段ボール箱いっぱいの柚子玉が届くと、いよいよ冬の始まりを感じる。
皮の黒点や傷は自然の力で育った勲章のようなもの。
この果実のさわやかな香りの奥の力強さに畏敬の念すら抱く。

来週は、ワークショップ「柚子ピールの日」。
ご参加いただく皆様に特別なひとときを過ごしていただくために、
あれこれ考えながら支度するのも愉しい時間。

柚子の香りと共に、お待ちしております。






2014年11月24日月曜日

2014年11月19日水曜日

常識は疑うべき。



よく働いた自分へのねぎらいは、美味しい食事がいい。
そんな時は新しいお店で冒険するよりも、確実に満たされると知っているお店がいい。

大阪北浜にあるフレンチレストラン、ユニックへ。
最適な温度、絶妙なバランス、素材の組み合わせ。
一皿一皿に感動しながら、コースが進む。
最後のコーヒーを飲み終え、料理の余韻に浸っていたところ、シェフから
驚きの一言が。
「スープもソースも、調理に塩は使わないんです。」
耳を疑った。
塩梅がいつも抜群ですねと言いそうになっていた矢先に、塩を使わないフレンチ?

素材を活かす決めては塩加減だと思ってきた。
ぼやけた味を決めるのは塩の役割だと思い込んでいた。
塩が最高の調味料だと信じてきたのに。

「ぼやけた味が塩で決まるのではなく、完成の途中でごまかしてしまってるんです」
中山シェフのちょっとドヤ顔(に見えた…)が眩しかった。

塩を使わずしてどうしてあんなに美味しい料理が出来上がるのかは見当もつかない
けれど、シェフの料理が単純に「繊細で優しい味」と形容できない理由は解った気
がする。
脱帽です。

シェフ、スタッフの皆様、6周年おめでとうございます。
これからもその名の通り、他に類のない料理を楽しませてください。






2014年11月15日土曜日

静かなもの。



静謐が似合うもの。
手沢が似合うもの。
猿山修さんの仕事はとても静かで、ずっとうつくしい。

「猿山修の仕事」展、淀屋橋 RICORDOにて18日まで。



2014年11月11日火曜日

イメージをカタチにする試み その一。





イメージ:晩秋、片夕暮れ、妖艶
素材:柿( 学名: Diospyros kaki Thunberg )神の果実
カタチ:柿のコンフィチュール

濃く熟れた柿に、シナモンとラム酒を合わせる。
つややかに甘いカタチのできあがり。


2014年11月5日水曜日

Autumn has come.



柿吊るし、我庭に秋ができあがる。
毎年の光景。

渋柿は干し、甘柿はジャムに。
毎年の仕事。




2014年11月3日月曜日

時を計るもの。




時計をふたつ、新調した。
ひとつは、時を刻むもの。
静かに、正確に。
その名は、" station "。

もうひとつは、時の移ろいを眺めるもの。
ガラスに映り込む風景と共に。
泡が生まれ、また消える。
その名は、" awa glass "。

2014年11月2日日曜日

12月のワークショップ。




そろそろ冬支度を始めましょう。
12月にパン教室ippoでは2つのワークショップを開きます。
3日(水)は「ゆずピールの日」。
24日(水)は「クグロフの日」。
今日から一般募集を始めます。
詳しくはイベントページをご覧ください。
皆様のお越しをお待ちしております。

http://ippo-plus.net/plus/event/

2014年10月30日木曜日

午後の紅茶。


 


紅茶セミナーの後は、ippo-plus 初の salon de thé 。
午後はのんびりと思いきや、たくさんの方々にお越しいただき、嬉しくも
丁寧に紅茶が淹れられるか、おもてなしできるかドキドキしたまま、時が
過ぎていきました。
午後のお茶の風景を写真に収める余裕もありませんでした。
 
maison de naoの塩谷さんのりんごのタルトがメインのはずが、
早々に売り切れてしまい、本当に申し訳ありませんでした。

初めての方々、お久しぶりの方々、イベントにはいつも足を運んでくださる
方々、セミナーの後も残ってくださった方々。
それぞれのお茶の時間をこの空間で過ごしていただき、ありがとうございました。

そして、急遽、完璧な連携プレイでサポートしてくれた友人達にも、感謝の気持ち
でいっぱいです。

また違う季節に、 salon de thé オープンします。




紅茶のある風景。




秋晴れのうつくしい日に行われた紅茶セミナー。
穏やかな陽射しに包まれた、たおやかな時間。
思い描いていた「紅茶のある風景」がそこにありました。

幼い頃、父が教えてくれた紅茶の魅力が、uffuの大西さんに出会って
より深いものになっていきました。
いつか父が遺してくれたこの場所で、大西さんの掌の紅茶の世界をふわっと
広げて見せていただける機会を持ちたいという願いが叶った日でした。

お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
繊細で奥深いuffuの紅茶のエッセンスを感じていただけたでしょうか。

それぞれの暮らしの中にも、「紅茶のある風景」が広がりますように。











2014年10月25日土曜日

紅茶の魅力。



紅茶専門店 uffuの大西さんによる紅茶セミナーの日がいよいよ迫ってきました。
セミナーで使用する紅茶も、クグロフとスコーンに合わせる紅茶も決まりました。

穏やかに秋が深まりつつある庭を眺めながら、
紅茶の魅力を存分に感じていただけるひとときになると思います。

様々な形状の茶葉を眺めているのも私にとっては幸せな時間です。



2014年10月21日火曜日

マドレーヌとメレンゲ。


 


りんごのタルト以外にもお持ち帰り用の焼き菓子をmaison de naoの
塩谷さんにご用意いただきます。
uffu特製のアールグレーパウダーを使用した香り高いマドレーヌと、
[ バニラ ]と[ シナモン&黒胡椒 ]の2種類のメレンゲ菓子です。

アールグレーの香りを生かすために塩谷さんがこだわった甘みと焦がしバター
の配合が素晴らしいマドレーヌ。
絶品です!

さくっと噛んで口の中ですぅっと消えていく軽やかなメレンゲはいくつでも
食べられる美味しさ。
ころんとしたフォルムが愛らしく、ついつい並べてしまいます。
[ シナモン&黒胡椒 ]は、甘いものが苦手な方にもおすすめ。
どちらも紅茶にぴったりの焼き菓子。
29日のサロンで販売します。
午前中の紅茶セミナーにご参加の方々もお買い求めいただけます。
ご自宅で美味しい紅茶と合わせるお楽しみに是非どうぞ。


2014年10月19日日曜日

りんごのタルト。



29日(水)の午後は、ippo-plusが一日限りのsalon de thé になります。
紅茶とお菓子をお楽しみいただける紅茶のサロンです。
穏やかに秋が深まる庭を眺めながら、本を眺めながら、おしゃべりをしながら、
午後のひとときを普段とはちょっと違った暮らしの空間で過ごされませんか。
紅茶のある風景をしつらえて、皆様のお越しをお待ちしております。
ご予約は要りませんので、お好きな時間にお越しください。

お菓子は、お菓子教室 maison de nao 主宰の塩谷直子さん作の紅玉を使った、
りんごのタルトです。
「紅茶に合う、旬の素材を使った、シンプルかつエレガントなお菓子」という
わがままなリクエストに快く応えてくださいました。
 「紅玉が本来持ち合わせている最高の酸味と甘みにプラスしてあげられるのは何
だろう。さくっと、しっとりと。シンプルにそして、贅沢に。」と 試行錯誤して
くださり、とびきり美味しいタルトができあがりました。
uffuさんの紅茶とのペアリングをぜひ味わいにいらしてくださいませ。





2014年10月8日水曜日

「花宇」という宇宙。








いよいよ今週土曜日は、お手伝いさせていただく、春音での西畠清順さん
トークイベント。
昨日は当日展示する植物を選びに、清順さん率いる植物卸問屋の「花宇」へ。
川西の住宅街に突如現れる大きな温室にまず驚く。
その中に足を踏み入れると、まるでジャングルに迷い込んだような錯覚に陥る。
見たこともないような植物たちが所狭しと並び、それらが放つ生命力にドキドキ
して、「凄い」しか言葉が出ない。

幕末から150年、脈々と続いてきたこの「花宇」の圧倒的な存在感に脱帽です。
この宇宙のエッセンスを纏って世界中を飛び回る清順さんが、春音へやってきます。
不思議な姿の植物も、樹齢百年以上のオリーブの木もやってきます。
乞うご期待!

2014年9月29日月曜日

栗のペースト。




栗のペースト、できあがりました。
秋の香りをお楽しみください。
 

2014年9月28日日曜日

栗、栗、栗。






栗の季節です。
渋皮煮、甘煮、ペースト、クリーム。
沢山の栗の皮をむく日々が続きます。
毎年大変だけど、美味しくなるのでやめられません。
秋のパン、色々揃いました。

季節の商品