2015年1月20日火曜日

季節のパン。





 金柑コンポートの入った季節のパン、販売中です。
優しい甘さとほろ苦さはいつの季節でも素晴らしい組み合わせ。

http://ippo-plus.blogspot.jp/2014/06/blog-post.html

仕立て屋のサーカス。



二人の音楽家、裁縫師、照明家の四人からなる、
「仕立て屋のサーカス- circo de sastre-」の公演を観に京都へ。

白い布と光と影。
裁ち鋏が布を裁つ乾いた音と縫うミシンの機械音。
コントラバスの音と色々な楽器の音と時折流れる人の声。
それらが重なり合い、一つの新しい生き物が生まれる過程を
観ているかのよう。
濃密でちょっと妖しい音のサーカス小屋を覗いているような、
その一部に取り込まれて包まれていくような、そんな感覚。

二月は横浜と東京で公演。


2015年1月13日火曜日

本の香り。






注文していた本がドイツから届いた。
デザインから製本まで、本作りの全ての行程を自社で
手掛ける妙なる出版社、Steidl(シュタイデル)の本。
アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真集
『Image à la sauvette(逃げ去る映像)』の復刻版。
本と一緒に届いたのは、一枚の白い厚紙に美しく印刷された
ゲルハルト・シュタイデル氏の言葉。

「紙を指で触る。
 反射する光で調べてみる。
 ページの上の影を眺める。
 それはたまらなくわくわくすることだ。
 そしてそこにはもちろん、香りがある。
 印刷において、特定の紙に対して起こる
 化学反応はインクの種類によって全て違ってくる。
 だから私は、調香師のように、自分の香りを紙の上に作る。」

届いた本とその一枚の厚紙に鼻を近づけたのは言うまでもない。
インクの香りと紙の香りを吸い込む。

Steidl社の本作りを追ったドキュメンタリーフィルム、
『世界一美しい本を作る男〜How to Make a Book with Steidl』
の中でのシュタイデル氏の言葉を思い出す。

「ページをめくる音や香り、全てが本の要素なのです。」

ページをめくる音にも耳を傾けながら、ゆっくり写真集を味わう。

やっぱり、絶対に、本は紙が良い。

https://steidl.de/









2015年1月10日土曜日

金柑コンポート。





金柑コンポート、できあがりました。

おすすめの食べ方は、カリッとトーストしたイングリッシュマフィンに
クリームチーズと一緒にはさんで。
シロップはヨーグルトにかけたり、お湯で割ってドリンクとしてどうぞ。

 


金柑。金柑。金柑。





金柑の種が淡い緑色だってこと、ご存知でしたか。
今から金柑のコンポートを作ります。


2015年1月8日木曜日

仕事始め。



療養期間と化した冬休みが終わり、今日から仕事始め。

病み上がりで食欲の無かった暗いお正月に降り注いだ一筋の光が
この、アルコール0.00%のグランシャンパーニュ グレープジュース。
フランスのコニャック醸造家ポールジロー氏が、コニャックに使用する
のと同じ葡萄ユニブラン種を絞って仕上げた逸品。
アルコールの代用品ではない、この爽やかな飲み口の虜です。
コニャックのルーツはここにあるのかも。
下戸の方には特にオススメ。

さて、いつものようにエプロンの紐をぎゅっと締めて、
今年初仕込みを始めることにします。









2015年1月1日木曜日

あけましておめでとうございます。



仕事納めのその日の夜から人生初のインフルエンザにかかり、
毎年恒例のお餅つきも、大掃除も、旧年中にお世話になった方々への
ご挨拶もできずに、新年を迎えてしまいました。

想像以上のしんどさに寝たきりの一週間を過ごし、目が覚めたら、新年。
まぁ、強制休養のお年玉を貰ったと思って寝正月を過ごすこととします。

病み上がりではありますが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。