2015年6月16日火曜日

御菓子丸。



「琥珀の実」と名づけられた、御菓子丸 杉山早陽子さんの菓子。
とうに食べてしまったのに、あの夏蜜柑の仄かな香りと寒天と砂糖の舌触りを
思い出しては、うっとりする。
そう、彼女が生み出す御菓子のうつくしさに私はいつも言葉無く、ただうっとりとする。
『昔から続くもの、新しいもの、日本のもの、外国のもの、全ての範疇を踏まえつつ、
取り払った時に生まれてくるものが見たい。』
杉山さんのこの想いがひとつずつカタチになるのを、私はずっと見ていたい。

初めて御菓子丸の世界に触れたお茶会で、思わず声を掛けた。
「ippo-plusで…」

八月の三日間、御菓子丸はippo-plusへ。
toripie 鳥越さんの物、御菓子丸 杉山さんの菓子、そして私はしつらえを。
物と食と人が集う、どんな場になるでしょう。
少し先のことですが、この夏のお楽しみを、お心に留めておいていただけると幸いです。