2015年3月31日火曜日

ことばの光。



    天気

  (覆された宝石)のやうな朝
  何人か戸口にて誰かとさゝやく
  それは神の生誕の日。

                西脇順三郎

珈琲をつくる人、大坊勝次さんに教わった三行の詩。
何度眺めても、意味は解らない。
でも、私の頭上を詩のことばの光が燦々と降り注ぐ。
そう伝えると、こんな三行のことばに切手が貼られて返ってきた。

 言葉の光
 言葉の音
 言葉の香り。

青いインクの文字は、珈琲豆の甘い香りがした。